パター素材
ARGOLFのパターヘッドは大きく分けて3つの異なる素材を使用している。
ひとつはチタン合金TA6V、2つ目はスレンレス鋼でGSS304LとGSS316L、3つ目はアルミニウム合金の7175AL。
しかし、航空機関連、自動車関連の方が見たら「このような素材をパターに使う とは凄いな」と言うだろう。それだけ優れた素材をごく自然な形で使用している点が興味深い。
これらの素材は航空機の部品やレーシングカーのボディに使用されているもので、なぜこのような素材をパターに使用しているかという点がARGOLFの強みと言える部分である。
ARGOLFだからこそ
「このような素材番号の金属素材を使用しています」とカタログに表記しても理解できない方がほとんどだ。しかし、航空機関連、自動車関連の方が見たら「このような素材をパターに使う とは凄いな」と言うだろう。それだけ優れた素材をごく自然な形で使用している点が興味深い。
これらの素材は航空機の部品やレーシングカーのボディに使用されているもので、なぜこのような素材をパターに使用しているかという点がARGOLFの強みと言える部分である。
最高レベルの品質
航空機の部品はまず製品としての信頼性、つまり最高レベルの強度、耐久性、耐食性、耐摩耗性それに製品としての精度(寸法精度、重さそして重心位置)が工業製品として最高レベルのものを常に追求しているからでそうでないと航空機は安全に空を飛び、レーシングカーはレース場を高速で疾走することができないからだ。
素材の変化
パターの素材も時代が進むにつれて大きく変化してきた。
最初は軟鉄の鍛造、そして真鍮、アルミニウムのダイキャスト、その後ステンレスの鋳造でと大きく進化を遂げてきた。
溶けた鉄を型に流し込んで作る鋳造は複雑な形のものでも量産できるために各メーカーから工夫を凝らしたパターの種類が一気に広がった。その鋳造の元になるマスターモデルというものがある。
これは製造の原点とも言えるだけに正確に作る必要があるために機械で精密に削り出して、最終的には手作業で細部を整えて作っていた。
最初は軟鉄の鍛造、そして真鍮、アルミニウムのダイキャスト、その後ステンレスの鋳造でと大きく進化を遂げてきた。
溶けた鉄を型に流し込んで作る鋳造は複雑な形のものでも量産できるために各メーカーから工夫を凝らしたパターの種類が一気に広がった。その鋳造の元になるマスターモデルというものがある。
これは製造の原点とも言えるだけに正確に作る必要があるために機械で精密に削り出して、最終的には手作業で細部を整えて作っていた。
ひとつのマスターモデルを制作するのに以前は何日もかけて作ったほどです。
このように正確に手間暇かけて作るのでそのコストはヘッド1個で数十万円(当時の貨幣価値で)もすることで当然パターとしても使える素晴らしい出来のものでしたが、それを製品にすることは当時誰も考えてもいなかったものでした。
最初にこの製法でパターを製品化した人がT.P.Millsとい人物で1本$5,000~$7,000(40年くらい前の当時の価格で)しても全てが手作業で行うために1年待ち、1年半待ちという状態が続いて話題になった時期があったのです。
このように正確に手間暇かけて作るのでそのコストはヘッド1個で数十万円(当時の貨幣価値で)もすることで当然パターとしても使える素晴らしい出来のものでしたが、それを製品にすることは当時誰も考えてもいなかったものでした。
最初にこの製法でパターを製品化した人がT.P.Millsとい人物で1本$5,000~$7,000(40年くらい前の当時の価格で)しても全てが手作業で行うために1年待ち、1年半待ちという状態が続いて話題になった時期があったのです。
しかし、現在ではコンピューターで制御された旋盤やフライス盤で設計通りに削り出すことができるので価格も安くなり数もできるようになってきました。そのような中、ゴルファーでありエンジニアでもある若手が起業して削り出しパターを作り始めることができたのです。
それでも1個作るのには5~6時間はかかるので1日でも数個しかできないのです。量産ができないこと、時間というコストもかかることが、削り出しパターの価格が一般のパターより高くなる理由がここにあります。
それでも1個作るのには5~6時間はかかるので1日でも数個しかできないのです。量産ができないこと、時間というコストもかかることが、削り出しパターの価格が一般のパターより高くなる理由がここにあります。
削り出しパター
話を元に戻しましょう。現在、削り出しのパターは多くのメーカーが取り組んで様々なデザイン、素材がありますが基本的にはステンレス素材とアルミ合金素材の2種が用いられています。
特にステンレス素材は GSS303 というものが削り出しパターでは主流ですがARGOLF は GSS304L, GSS316L という素材を使用しています。
この2つの素材はいずれも航空機の部品に使用されているのですが 303 素材より丈夫で信頼性が高いからです。
特に数字の後ろについている L という文字は Low とい う文字の頭文字でカーボンの含有率が低いという意味で付けられています。
カーボンの含有率 が低いとそれだけステンレス鋼として硬く堅牢になるのですが削り出していくにはドリルの刃 もより丈夫で鋭く削れるものを使用し、削り出すスピードや力もきめ細かな配慮が必要です。
当然、それができる機械や設備も必要で一般的なパターメーカーではできない部分でもあり、できたとしてもコストも当然高くなってしまう。
そのような素材や製法を用いることでパターの性能にどのような影響を与えているのか?
そして従来の製法や素材を使ったパターと何が、どこが違うのかと疑問を持つ方もいると思います。
競合他社にはない
ARGOLFの最大の強みは飛行機の部品を作る最高レベルの品質、精度をパターという道具に取り入れて作ることができること。これは競合他社にはできないことでより良いものが作ることができるならそこを追求していくこと、この部分をしっかり説明してご理解いただきたいと考えている。
パターの価値
価格においても他社の説明ではGSS(German Stainless Steel)を使用しているから 高い価格になると説明していますが、一般的な SUS303 と比べても素材的にはさほど大きな差が出るものではなく、むしろ製造精度が高く高品質で機能的にもデザイン的にも優れたものを 追求した結果、そのパターの価値というものが決められる。
価格というものは、最初は生産者が付けても最終的には市場が決める。高すぎると思われれば売れないからだ。
できるだけ多くの人に最高レベルの精度と素材で作られたパターをご使用いただけるようにリーズナブルな価格設定をしているやり方は正直だと思う。
これが ARGOLF WAY と言うものなのだろう。
価格というものは、最初は生産者が付けても最終的には市場が決める。高すぎると思われれば売れないからだ。
できるだけ多くの人に最高レベルの精度と素材で作られたパターをご使用いただけるようにリーズナブルな価格設定をしているやり方は正直だと思う。
これが ARGOLF WAY と言うものなのだろう。