そこでアーサー王伝説を調べてみると次のような記述があります。 ラモラーク卿は150人もいると言われる円卓騎士の一人でした。 円卓とは何を意味しているのかといえば、中世では王が招集する会議の席上で席順が身分や肩書など上下関係を表すことが一般的でした。 しかしアーサー王はあえて円卓のテーブルを採用することで騎士間では上下関係はないことを示し騎士間の結束を図ったのでした。 そこからアーサー王を支える騎士達は円卓騎士と呼ばれるようになったのです。
円卓騎士の中でも武勇に優れた人物は当然いるわけで、その中でも第一の騎士がランスロット卿、第二の騎士がトリスタン卿そして第三の騎士としてラモラーク卿と言われていたのです。 ラモラークという名前はアーサー王の父親ウーサー・ペンドラゴンの叔父で最高の騎士と称えられたラモラークに因んで名付けられたものです。
つまり正確にはJrということになります。 ラモラーク卿はアーサー王に敵対する邪悪な騎士達の城に出向き、赤い盾の騎士として多くの強者達を倒していってアーサー王の信頼を確かなものにしていったのです。